◆給食って今まで何にも問題がなかったの?
昨年12月に発覚したO157検出事件の報告書が3月31日に出されました。できるだけの調査をしたとのことですが、すべての真相を知っているはずの神木元衛生研究所長への事情聴取はきわめて不十分と言わざるを得ません。「O157検出の事実はなく、そのことを話したこともない」と一貫して答えたそうですが、私は、神木元所長がO157検出について話された大阪府立大学での講演会の場にいたことを議会で何度も明らかにしてきました。「もう時効やからいうけど…」「冷凍牛肉を解凍せんとかたまりのまま放り込んだから中まで火が通ってなかったんや…」講演終了後「今のお話は本当ですか?」とお聞きしたら、「もう言わんといたって、教育長がかわいそうやから」と神木元所長はおっしゃいました。私は「直接お会いしてお話しますよ」と当局に言いましたが、そのような場は1度も設定されませんでした。その場にいらした府立大学の同窓生の方への聞き取りもなされていません。十分な調査であったといえるでしょうか。
報告書の最後には「学校給食の安全性については、給食再開から今日まで結果として何ら問題はなく…」と記されています。本当に今まで何も問題がなかったのでしょうか。給食再開直後から約1ヶ月間、保健所が調理場の全校調査に入っています。
特にO157に1番気をつけなくてはならない牛肉の取り扱いについて数多くの指摘を受けています。中でも再開から1週間後の11月25日には百舌鳥小学校で冷凍牛肉を解凍せず調理し、調理食品(肉じゃが)で苦情があったことが報告されています。このときの肉じゃがを収去検査していたらどのような結果になっていたでしょうか。今回O157が検出されたといわれているのは、それから1週間後の12月2日浜寺昭和小学校です。百舌鳥小学校でのことをきちんと全校に指導していれば、同じ過ちは起きなかったのではないでしょうか。現場のマニュアル違反、教育委員会の指導力不足です。その他にも、平成9年1月、牛乳ビンにガラス片が入っていながら牛乳の喫飲を止めもせず、ガラス片と牛乳瓶を保健所ではなく業者に持ち帰らせたこと。平成9年10月、高倉台小学校で配膳後の給食に缶詰のふたが入っていたこと。平成10年1月、福泉東小学校で3週間前の腐敗した牛乳を2名の児童に飲ませたこと。平成11年2月、高倉台小学校で調理途中に陶磁器の食器を釜に当てて割ってしまい、その破片が釜に入ってしまったこと。等きりがないほどの事故がそれも危険な事故が何回も起きています。これらはすべて「いささかの不安もない…」という給食システムのもとでのマニュアル違反の事故です。しかも、保護者への報告は報道がなされたり、他からの指摘を受けてからという情けないものでした。
これだけの事故を起こしていたにもかかわらず、本当に今日まで問題がなかったといえるのかと質問しました。教育次長は問題があったかなかったかについては明確に答弁なさいませんでした。しかし「学校給食が人の手によって作られるものである以上、給食事故の可能性は皆無ではないと考えている」という答弁を最大限よいほうに解釈して、当局が多くの問題があったと認識していると理解しました。
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